プレス加工においては、製品の精度向上、金型寿命延伸など、プレス加工企業にとっては、さらなる技術革新が求められています。本研究会では、その技術革新を追求する上で今後重要な技術と期待されている「マイクロ・ナノテクスチャリング」を取り上げることにしました。
「マイクロ・ナノテクスチャリング」とは、金属の表面に微細なくぼみを形成する技術のことです。エンジンや機械部品の摺動部の表面に規則正しい微細な凹部を形成することによって、潤滑状態が改善され、摩擦が著しく低減することはすでによく知られたところです。ここでは、このメカニズムをプレス加工の金型に適用することによって、加工中の摩擦状態が著しく改善され工具寿命が向上することを、事例を基に紹介します。さらには、そのマイクロ・ナノテクスチャを金型表面に形成する手法や、そのマイクロテクスチャをプレス加工によって転写することによって、新しい機能をプレス製品に創成、付与できることも紹介します。
プレス企業、金型加工、金属加工の経営者、また技術担当の方にとっても知っておきたい内容となります。
是非本セミナーへの参加をお待ち申し上げます。
【主 催】:一般社団法人日本金属プレス工業協会
【協 賛】:(一社)型技術協会、(一財)素形材センター、(一社)東京都金属プレス工業会、
(一社)日本金型工業会、(一社)日本機械学会、日本機械鋸・刃物工業会、(一社)日本塑性加工学会、
(一社)日本鍛圧機械工業会、(一社)日本鍛造協会、(一社)日本鋳造協会、(一社)日本歯車工業会、
ファインブランキング技術研究会
日時:2022年2月18日(金)10:00~17:00
会場:オンライン開催方式 [ZoomのWeb会議システムを用いたセミナー形式で実施します]
【総合司会】:表面機能デザイン研究所 所長 相澤 龍彦 氏(企画)/ 株式会社秦野精密・豊橋 代表取締役 淵脇健二 氏
【プログラム】:
開会の辞 10:00~10:10
表面機能デザイン研究所 所長 相澤 龍彦 氏
1 マイクロ・ナノテクスチュアリングの基礎 10:10~11:50
表面機能デザイン研究所 所長 相澤 龍彦 氏
(プレス技術とマイクロ・ナノテクスチュアリング)
制御プラズマ技術と極短パルスレーザー工法を用いて、金属・セラミック・ポリマー・高硬度コーティング膜・表面改質層にマイクロ・ナノテクスチュアを、サイズ・トポロジーなどを変化させた設計仕様にしたがって形成する方法を述べる。特にマイクロ・ナノテクスチュア形成した型を用いたプレス転写成形を行い、複製したテクスチュアにより金属プレス製品の表面特性・熱伝達特性が大きく変化し、新しい機能をプレス製品に創成、付与できることを実証する。
2 マイクロ・ナノテクスチュアリングのためのレーザー加工 13:00~14:00
株式会社 リプス・ワークス 顧問 井ノ原 忠彦 氏
レーザー加工技術の進歩はマイクロ・ナノレベルの微細加工を可能にした。その応用範囲は広がりつつあるが中でも金型表面のテクスチャリングは、油膜の保持による摩擦係数の減少や、かす上がりの解消、切断粉の排出など高機能化の可能性を秘めている。本講演では、レーザー加工技術の概要と塑性加工の一助となる表面機能の向上について発表する。
3 せん断加工における表面テクスチャリングおよび工具刃先部デザインの効果 14:00~14:45
株式会社小松精機工作所 研究開発部研究開発課 課長 鈴木 洋平 氏
せん断加工によって生成される切口面は、工具刃先部と側面部の状態によって大きく変化する。パンチ表面の微細テクスチャアでは、既存技術では得られない切口面の獲得が期待できる。また、工具刃先部に材料流動を考慮したデザインの加工を施すことによって、加工品質と工具寿命の向上が期待できる。本講演ではマイクロな視点で開発を進めてきた事例について報告する。
休憩 14:45~15:00
4 光学素子モールドプレスとマイクロ・ナノテクスチュアリング 15:00~15:45
株式会社東海エンジニアリングサービス 代表取締役社長 福田 達也 氏
ガラスレンズの多くは、精密プレス成形で製造されている。その成形温度は高く、型材はその制約を受けセラミックス系の高硬度脆性材料が使用されている。近年、回折効果を重畳させるなどの目的で、素子表面への微細構造形成が求められるようになった。従来の高脆材料では、こうした要望に対応できない。本講演では、型材そのものを見直し、または改質することで、この課題を解決したいくつかの事例をご紹介する。
5 携帯部品防水技術とマイクロテクスチュアリング 15:45~16:30
三光ライト工業株式会社 営業技術本部 取締役本部長 酒寄 治樹 氏
携帯電話器やスマートフォンをはじめ、ウェアラブル製品の防水は、必須になっている。これらに使用されるパッキンはシリコーンが多く、筐体に直接パッキンを、接着することにより組立工程の簡略化と品質の安定が得られる。特に、小さい部品への接着強度を得るために、対象部品にマイクロテクスチャー加工を行うことにより接着強度を得ている。
6 総合討論 16:30~17:00
株式会社 リプス・ワークス 顧問 井ノ原 忠彦 氏
株式会社小松精機工作所 研究開発部研究開発課 課長 鈴木 洋平 氏
株式会社東海エンジニアリングサービス 代表取締役社長 福田 達也 氏
三光ライト工業株式会社 営業技術本部 取締役本部長 酒寄 治樹 氏
表面機能デザイン研究所 所長 相澤 龍彦 氏
株式会社秦野精密・豊橋 代表取締役 淵脇健二 氏
参加要項
◆ 定 員:50名
◆ 参加費 :当協会会員、および協賛団体会員 5,000円
一般 10,000円
◆会 場:オンライン開催方式 [ZoomのWeb会議システムを用いたセミナー形式で実施します]
申込方法
こちらのリンクよりお申込みください
第108回金属プレス加工技術研究会「プレス技術とマイクロ・ナノテクスチュアリング」
◆ 参加費のご案内は、お申込み後、1週間以中に、申込担当者様宛に請求書pdfをメールでお送りいたします。(振込手数料はご負担願います。)
◆お問い合せ:一般社団法人日本金属プレス工業協会
e-Mail:narushima@nikkin.or.jp
TEL:03-3433-3730
担当:成島





